AIBO用携帯充電器

Let's Enjoy Fantastic Life with Personal Robot pet Goods!
作成 2000.06.13
現在受付終了中↑再販は未定


●AIBO用の携帯充電器


 AIBOの携帯用のバッテリーチャージャーに関して、ご存知のように、AIBOのバッテリーはSONYのビデオカメラの
リチウムイオンバッテリーを流用しているようですが、既存のビデオバッテリーの携帯チャージャーが流用できないか
既存製品等を調べてみました。

 AIBOのバッテリーには「+」と「-」の端子の他に、「C」のマークの端子があります。

 「C」は、多分バッテリーの情報の授受のための端子ですが、ただバッテリーに電流を供給するだけであれば、「C」端子を使用しなくても充電は可能ではないかと類推されます。

 旧型のビデオカメラ(DCR-VX1000)用のリチウムイオンバッテリ(SONY NP-F730 NP710)では、「C」端子を使用しないでも既存のバッテリーチャージャー(カメラオプションAC-V515)にて充電可能です。

 さらに上記(DCR-VX1000)用のリチウムイオンバッテリNP-F730 とAIBO用のバッテリーERA-110Bの仕様を比較すると
        
AIBO用純正バッテリ :ERA-110B Li-ion 7.2V 3000mAh
ビデオカメラ用バッテリ:NP-F730   Li-ion 7.2V 2500mAh

 で、容量が多少AIBO用が大きいだけで、「+」と「-」の端子の位置も形状も同じです。

 さらに上記カメラオプションのチャージャーAC-V515に、そのままでは、識別用の突起があり、装着できませんが、
チャージャーの突起を削除すれば装着が可能なようです。

 さらに、上記カメラオプションのチャージャーと同等品で、カメラへの電源供給はできないが、2本同時に充電可能な物で、携帯用にに直接差し込んで使用できる非常にコンパクトな物として

BC-V500 標準価格8,000円(税別) (実売6,300円程度)

http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Models/Current/BC-V500_J_1/index.html

が販売されています。

 上記、BC-V500 充電時間は、NP-F730を1個で約330分(実用充電)と長いですが全くないよりは良いのではないかと思います。
 


○純正ステーションとの形状比較

 AIBOを外に持ち出したいけどステーションがでかすぎてどうもね。右から、純正ステーション(充電器)、純正バッテリ、と

 今回、検討に使用した、SONYのビデオカメラ用の
携帯充電器 BC-V500

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○ビデオカメラ用充電器 BC-V500


 ビデオカメラ用の出力はありませんが、コンセントに直接付けられるタイプで、コードも無いので非常にコンパクトです。AC用の端子は折りたたみ式です。



SONY(R)
 MODEL NO,BC-V500

 BATTERY CHAGER

 入力
 AC100-240V
  50/60Hz

 入力容量
 13VA(充電 100V時)
 21VA(充電 240V時)

 出力
 DC8.4V 0.6A(充電)

 形状 50mm*45mm*98mm(最大寸法)
 重量 約120g

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○誤挿入防止用突起


 左が、ビデオカメラ用充電器:BC-V500
 右が、AIBO用バッテリ:ERA-110B

 AIBO用バッテリ:ERA-110Bの先端中央部分からややオフセットした位置に、誤挿入防止用の案内溝(A)がありますが、ビデオカメラ用充電器:BC-V500は、これに対する案内レール(B)が中央にあります。

 (C)は、充電端子(D)(E)の保護カバーで、案内レール(B)に沿ってスライドします

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○充電端子

 保護カバー(C)をスライドさせると充電端子(D)(E)がむきだしになります。

保護カバー(C)は、バネで復帰する構造になっています。
 

 

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○突起1(案内レール)削除1-1

 ということで、案内レール(B)は、バッテリの案内溝(A)と位置が合わないので、削除します。

 充電器の材質は、樹脂なので、ニッパー等で簡単に最初に、削除できます。

 最初に、案内レール(B)の一番奥側をニッパーでつまんで切り込みを入れます。
 

 

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○突起1(案内レール)削除1-2

 この後、案内レール(B)をニッパーでつまんで、左右にぐりぐりやってむしり取ってください(^^ゞ

一気に切ろうとすると割れる可能性があります。

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○案内レール除去後

案内レール(B)をむしりとって、むしり取ったところをカッターの刃等できれいにすると、保護カバー(C)は、バネで復帰して、右図のようになります。

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○保護カバー脱線

 ただし、この時点で、保護カバー(C)は、案内レール(B)が無いために、このようにバネで復帰後脱落状態になる可能性があります。(^_^;)

 ということで、上記のむしリ取ったところは、無理に綺麗にしないでおいたほうが、保護カバー(C)の脱線防止には良いかもしれません。
 ただしこの場合は、充電端子(D)(E)が常にむき出しになるのでショートさせないように注意が必要です。

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○突起2削除

 次に、おなかの部分のヘソみたいな突起をまたつまんでぐりぐりやってむしりとります。

 これは、出っ張っていると、バッテリが浮いてしまうのでカッター等でむしりとった跡は綺麗に平らにしておきましょう。
 

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○追加工終了

 両側を同じように加工して、以上で、BC-V500の改造は終了です。

 これが完成図>
っても大した物ではありません(^^ゞ

 ただし、充電用の端子がむきだしなので、ACコンセントに装着した状態で、充電用の端子を金属等で
ショートさせると、確実に充電器が壊れるか家のブレイカーが飛びます(^_^;)

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○バッテリー装着状態 

 バッテリを装着した状態がこれです。一度にバッテリ2本の充電ができます。

 だだし、バッテリ自体は、充電器に固定されていないので、マジックテープのついたベルト(自転車に乗る時に使う裾まとめ用)とかガムテープでバッテリを固定しないと、ちょっとバッテリに触っただけでバッテリが脱落してしまいます(^_^;)

 また、充電完了状態で、「充電中」を示すLEDが消灯しますが、その後一時間程度そのままの状態で放置して初めてフル充電のようです。
 充電時間:一晩ほっとけばフル充電

 (現状のステーションが4時間以上なのでほぼ同等)

稼動時間:一時間くらいは動くようだ

 (やはりほぼ同等)
 

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 といった状況で、詳細な充電時間は、まだデータを取ってませんが、とりあえず、10回位確認しただけで、悪魔でも事故責任の範囲ですが使用できます。


○ハクバのケースにも収納可能 

 非常に小さく、軽量なので、携帯にも便利です。
ハクバのハードケースにも容易に収納可能です。
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 ということで、簡単にAIBO用の携帯可能な充電器ができました。

 とりあえずの使用には問題無いようで、充電中にバッテリや充電器の異常発熱等は確認できませんでしたが、予期せぬ事故等やバッテリの寿命低下等が起きても当方はまったく責任を取れませんので、そのへんのところよろしくお願いします。

 また、あくまでも当方でやってみたら出来たよという話なので、各自で試される場合は、あくまでも自己責任でお願いします

 こんな悪魔でも事故責任なことやって「AIBOWNERバッテリ事故!」とかでマスコミ報道される前に、SONYから純正のAIBO用携帯バッテリ充電器が販売されることを望みます。\(^o^)/
 

 ロボペ研究所 にぃ

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