ソフトヒューマノイド |
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さて実は世間的には、ほとんど知られていませんが、大手メーカーが開発しているメカニカルなものとは全く別の方向からヒューマノイドロボット?の開発や販売が進んでいます。外観優先型というかユーザーのニーズ先行型とでも言っても良いのかもしれません。メカトロヒューマノイドと区別するためにここでは、「ソフトヒューマノイド」と称します。 ここまで読むと「何だ南■X号か」等と連想する方も多いかと思いますが、全くレベルやニーズが違う物です。現状の技術は相当進んでおり異次元の物と思ったほうが良いです。単なる人形でもフィギュアでもなく芸術品の類かと思います。 以下の実際に販売開発されている「ソフトヒューマノイド」の関連サイトのURLを見てもらうと、そのリアリティーのすごさにびっくりするかと思います。 現状は、外見や外装素材の質感等が優先されて開発されており、歩行機能や自律可動機能はありませんが、各ヒューマノイドとも究極的に進んでいく方向は、音声認識機能や詳細な動作機能さらには歩行機能等を組み込み、単なるフィギュアとしてでなく介護ロボットやメイドロボットを目指して開発が進められているかのようです。 また外装の素材に関しても、シリコンの新素材もあわせて開発している事例が多く各部の可動構造も人間の骨格を研究して開発しているようです。 さて以下の実際のヒューマノイドですが、下記URLは、一部に未成年者に対して公開が不適切な部分を含んだサイトとなっておりますので御承知おきのうえ参照してください。 |
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身長:158cm 体重:25kg 素材:特殊シリコン 骨格:軽量アルミ 構成:一体型 自由度:全身、数十? |
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漫画家の野々村秀樹氏が、自分のアニメのキャラクターを細部にまでこだわって、そのまま等身大フィギュアにして作ってしまったヒューマノイドです。顔はアニメ顔ですがボディーはシリコン素材を使用して非常にリアリティーがあります。 製作スタッフには、フィギュア原型師、人形作家・某芸術学院講師、産業用ロボット設計師等の本気の方々が協力しているようです。 現状は試作品段階ですが、骨格に超軽量のアルミ素材を使用していたり、ボディーの可動範囲も人間に近く、皮膚の質感や柔軟性にも相当こだわっているようです。 現状のヒューマノイドとしてはこれが一番技術的に先端を行っているようです。 量産するかどうかは検討中のようですが、あまりにも各部にこだわって作っているのでコストがかかってしまい値段もつけようがないそうです。 |
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身長:140cm 体重:8kg 素材:特殊シリコン、発泡材 骨格:なし 構成:一体型、頭部交換可 自由度:首、手足、数ヶ所? |
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こちらもアニメ顔になってます。主に着せ替え等身大フィギュアとして販売されているようですが、ボディー自体は一部後述のキャンディガールと共通のようです。 価格は、13.8〜14.2万円 写真>は「エルミナ」でその他に「ティナ」「メグ」があります。 上記のキャンディーガール、ファンタスティックとも国内ユーザーは相当いるようで、ネット上を探すと沢山のオーナーサイトが見つかります。 |
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身長:160-167cm 体重:6-kg 素材:FRP 硬質 骨格:なし 構成:一体型 自由度:腕と片足は脱着可 |
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「開発コンセプトは、安くて物が良い、今までにないメチャメチャマニアックなリアルドールということで製作しています。(あくまでも観賞用です)」とのことで、
購入者も8割が個人向けで女性の購入者も多いです。残りがディスプレー等とのことです。 非常にリアリティーのあるマネキン人形と言った感じで、等身大フィギュアという位置付けのようで、リアル顔、リアルボディーの物から、アニメ顔の四方堂由姫、テライユキバージョンもありますが、ほとんど直立状態のマネキンのようです。さらに関節が可動タイプの介護練習用ドール【おばあさん】まであります。ちなみにボディーはFRPで硬いようです。 価格は、9万8千円〜35万円 |
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以上は、いわゆる観賞用とかフィギアとか着せ替えようのヒューマノイドですが、これとは使用意図を別にした実用も兼ね備えたヒューマノイドが次のページにあります。これはさらにリアリティがあります。 | ||||||
注)上記の各ヒューマノイドに関して、当方は実際に見てないので、詳細は、各関連サイトに直接問合せてください。 | ||||||
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2001.09.11作成 2001.09.25修正 |
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