AIBO用ハードケース
vol.2 1次試作検討と修正案


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Let's Enjoy Fantastic Life with Personal Robot pet Goods!
作成 2000.04.10
修正 2000.05.02

 
   当方、にぃ@ロボペ研究所が個人的に試作品に関して気がついた点と改善案等を下記に示します。

 
1.外装

 アルミ銀、樹脂黒ともとても綺麗な仕上がりで、質感的には問題ないと思います。綺麗過ぎて指紋がついてしまうのが気になるくらいです。(^^ゞ

2.重量 

 本体重量で約3kg、AIBO他の付属品を含めると総重量は約5kg。ちょっとこれは、長時間の手持ちは女性や高齢者には辛いかな(^_^;) さらなる軽量化がはかれればベストですが。

3.上下バランス

上蓋が結構大きいので、上蓋をあけるとケースが転倒する
(上蓋の軽量化が必要かと思います。別途対策案あり

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000.jpg
 
4.本体固定方法

 AIBOは、胴体に対して、足の付け根の部分はあまり強固に作られてないので、胴体を固定して、足部分は、溝に入れるだけの構造が基本かと思います。
 試作品では多少のばらつきがありますが、前後方向に固定できずに足の部分で止まっているようです。特に黒ケース (001.jpg参照)

 胴体固定部分の寸法を3mm程度つめて(黄色)積極的に固定して、中央の胴体横の部分の前後方向は、逆に5mm程度カット(赤色)して逃げたほうが良いかと思います。


001.jpg
   5.尻尾の収納

 現状の試作品は、尻尾の短いERS-111に合わせて尻尾部の収納形状を作ってあり111にはぴったりのようです。(002.jpg参照)


002.jpg
 
 現状の梱包材のままでも尻尾のモジュールを外して逆に置けば尻尾の長い110でも収納が可能です。この時尻尾は、上蓋のスポンジで固定されるので大丈夫かと思います。(003.jpg参照)

003.jpg
   ただ、現状のケースの外形の長さのままでもちっと梱包材を修正するだけで、尻尾の長い110でも収納が可能です。尻尾の先の部分の梱包材を穴をケースの底面くらいまで掘り込むとそこに湾曲させた状態で尻尾が入ります。(004.jpg参照<AIBOを多少持ち上げて撮影してます)

 穴の大きさは、004.jpgに示した赤のハッチング程度(バッテリーの大きさにすると、尻尾のモジュールを外せばここにもバッテリーが入る)

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004.jpg
 
 さらに、試作品の梱包材をみたところ、前後の梱包材の厚さ(005.jpg参照)aとbの寸法が前方の方が広いので、梱包材を全体的に前方にずらして、逆に後ろ側の寸法:bを大きくすればさらに110の尻尾の収納が楽かと思います。

 110ユーザーは少ないですが、全く入らないで使えない(購入しない)よりは、多少入れ方が面倒(尻尾を先に入れないといけない)ですが、このほうが良いかと思います。


005.jpg
   6.サウンドコマンダー、ピンクボールの収納
 
 試作品で、必要最低限の付属品の収納が可能です。ただサウンドコマンダーは、収納時に間違って電源ボタンを押されてしてしまうとスイッチが入ったままになってしまいます。さらに、ピンクボールも収納可能ですが、どこに入れて良いのか悩んでしまうので(どこでも大丈夫のようですが)ピンクボールの置き場所がわかるように、簡単でいいのでどこかに凹をつけられないでしょうか?

 さらに簡単にできるのであれば、別にトレイ方式でサウンドコマンダー収納ができるといいのですが。(人によってはここに小型のデジタルカメラ等を収納したい場合も考えられます。収納可能な物の形状がわかると便利です)あるいは、上蓋中央のスポンジの厚さ部分にコマンダーを入れられるようにする方法もあるかもしれません。


006.jpg
   7.メモリースティック収納数

 AIBOの初期出荷状態では、付属するメモリースティックは1枚ですが、独自にプログラムを組んだりできるので、人によっては2枚3枚とメモリースティックを持っている人もいるので、メモリースティックの収納場所を増やしたほうが良いかと思います。

 
スペース的には現状の位置の前後にスペースの許す限り増やして良いかと思います。
(007.jpg 参照<CGで作った絵です)
 


007.jpg
  8.バッテリー収納

 初期出荷状態では、バッテリーは2本ですので現状の試作品で2本収納できるので問題ないですが、人によっては2本3本と予備のバッテリーを買い足す人もいます。
 現状の梱包材にさらにバッテリー用の穴を追加することで収納数が増やせます。
(008.jpg参照、赤斜線)

 尻尾の先の部分の穴は、尻尾の長い110を収納する場合の逃げですが、前述のように尻尾を外した状態でさらにバッテリーの収納数が増やせます。バッテリーの収納数は多ければ多いほど良いかと思います。(バッテリーを多く入れてしまえば総重量が重くなってしまいますが(^^ゞ)


008.jpg
   9.鼻先の収納

 AIBO本体を梱包材に収納する時に頭が上がった状態で入れると、009.jpgのように、後から無理やし押しこむ必要があるようです。図の部分を5mm以上カットしておくと良いかと思います。
(C5程度の面取りでも良いかとおもいます)


009.jpg
   10.スポンジの劣化懸念

 AIBOの胴体を上から柔らかいスポンジで押さえるのは非常に良い方法なのですが、スポンジ自体の経年劣化でごみ等が発生した場合に、ごみがAIBOの背中の排気口から中に入ってしまうのではないかと素人的には懸念されます。使用するスポンジの経年劣化に対する回答あるいはデータが必要かと思います。(010.jpg)


010.jpg
  11.小型軽量化案

 初期出荷状態のAIBOの梱包材(発泡スチロール)は、発送用の梱包材なので、不慮の事故等にも対応出るように、保持構造は完璧な物になってます。
 すなわち、AIBOの頭部を多少あげた構造で、AIBOの頭部のアゴ、鼻先と頭頂部を押さえ、さらに首の部分が本体で押さえられる構成になっていますので、衝撃吸収に関しては完璧かと思いますが、持ち運びを考えたケースの場合は、小型化のために多少の妥協は可能かと思います。
 以下に、ケースの全高さの軽減案を示します。

 
 ご存知のようにAIBOは、現状の収納状態で胴体に対して頭が突出した形になっていますが、この頭の位置を下げられれば、ケースの上側寸法を容易に縮められます。 

 011.jpgに、現状の収納状態を示しました。この状態で、下ケースの合わせ面からAIBOの頭頂部までが82mmです。

 この状態に対して、試しにAIBOの本体を20mm上げた状態が012.jpgで、この時、下ケースの合わせ面からAIBOの頭頂部までが87mmになります。

 すなわち、AIBOの首をお辞儀させることで、胴体に対する頭頂部の位置を容易に下げられます。すなわち、20mm頭を支える位置を下げれば、82-(87-20)=15mm現状より頭頂部が下げられます。

 これは、頭部は、鼻先も梱包材の穴の底部に設置しているためで、さらに頭部(アゴ部Q)を支える位置が013.jpg(現状)から014.jpg(+20mm up)のように変わります。この辺は、どこをどれだけ変更すれば良いかは、梱包材を実際に切り刻んで見て確認したほうが良いかと思います。

 以上の変更で、上蓋側の高さ寸法を多少でも縮められるかと思います。
さらに、上下の蓋の合わせ面をあげることで、上蓋側が軽くなりケースの転倒が防げるようになるかと思います。


011.jpg

012.jpg
 
013.jpg

014.jpg
 
その他要望事項
  01.aiboロゴマーク(エンブレム)
aiboはSONYの登録商標ですのでSONYの認定を取る必要がありますが、オーナーとしてはaiboのロゴがほしいとの声が多いようです。
  02.梱包材の別売り
現在すでに、オーナーはAIBO用に様々なケースを新規に購入したり流用したりしていますが、やはり問題は梱包材で各自苦労しているようですのでそのような人に対して今回のハードケースの梱包材を別売してほしいとの声が結構あります。
  03.蓋のロック機構

現状のロック機構(カギ)は、すでに2アクションで開く構造(100.jpg)になっていますので特に問題ないのかと思いますが、ロックのかけ忘れ、あるいは、内包の物が膨らんでいると蓋が不用意に開く可能性がないとも言えないので、できれば安全装置的なロック機構の付加はできないでしょうか?
 


100.jpg
   たとえば、101.jpgは、今回のケースのきっかけになったまーさんが使用している例ですが、外側か内側かベルト開放防止ベルトを設けるとか、内側に取り外し可能なスジカイ状のヒンジをつけるとかちょっと良い具体案が思いつきませんが(^^ゞ。


とりあえず、現状気がついた点は以上です。


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101.jpg
 


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